フランスって人種差別あるの?
こんにちは、joe de la vieです。
少し肌寒くなってきましたが、いかがお過ごしですか?
今回は、フランスでの人種差別についてお話ししますね。
かなり繊細で難しい問題です。
もしここは違うのではないか、また自分はこんな経験をしたよという方がいらっしゃったら是非教えてください。
フランスにおいて人種差別は普通にあります。当たり前のようにあります。
とはいっても私自身は経験したことがありません。
気付いてなかったのかもしれませんが。
私の周りにもたくさん日本人留学生がいたのですが、差別をされたという話はちらほら聞いていました。
例えば、売春婦と呼ばれたりする子もいました。
コロナウイルスがヨーロッパでも少しずつ流行り出した頃は、こちらを睨みつけながらスカーフで口を覆う、大げさなほど距離をとり嫌なことを言われる。
トラムで中国人学生同士がおしゃべりしているとその周りから人が一切いなくなるなど…
言い出すと限りがありません。
アジア人差別は最近特に増えていますが、以前から根深く続いているものです。
特に中国人差別はひどいです。中国本土から来た留学生が外ではあまり中国語を大声でしゃべらないようにしていると言っていた時は、とても切ない気持ちになりました。
日本人だからと差別されることはうれしいことにほとんどなく、日本人だと言うと好意的な反応をしてくれる方ばかりです。
だけどヨーロッパに行けば東アジア人は中国人であると思われます。ヨーロッパにおいて日本人はかなり遭遇率が低いでしょうし。
以前パリの雑貨屋さんに立ち寄った際、お前はどこのアジアンやと尋ねられたことがあります。
日本からだと答えると、日本はOKだ他のアジアの国はだめだと言われたんです。
いやいや、なんであなたに評価されないといけないん?すべての人類皆同様に素晴らしいしすべての文化を尊重しようよって
その時は私一人でしたし店員さんもにこやかな表情でそうおっしゃったのでこちらから声を荒げるのもトラブルの元だと思い、他のアジアの国も素敵だとしか言えませんでした。
今でも悔しい思い出です。
だけどこれと同じこと日本人もしてない?と皆さんにはぜひ考えてほしいです。
海外在住経験のある日本人なら誰もが遭遇する唐突な「ニイハオ」。めちゃめちゃ中国人に間違われる。
そんな時、腹を立てる方すごく多いですよね。
確かにあれ?と思う気持ちは分かります。だって違うから。
でもその中には”中国人”に間違われたことに怒ってる人もいますよね。
それって差別ですよね。
違います、私は中国人じゃないです。(「Non, je suis pas chinois(e)」)で済むのに怒っちゃうのはすごく失礼ですし、中国人かと尋ねる方も悪気がある人はかなり少ないはずです。
同じアジア人の中から少しでも早く差別がなくなるといいですね。
話が散らばっておりますが、私が人種差別に遭遇しなかったのはなぜかを自分でも考えてみました。
シンプルですが、堂々とした態度でいることでしょうか。
周りを見ていて背筋が曲がっておどおどしている子はそういう被害に遭う確率が高かった気がします。
人種差別をする人間はしょせんその程度の人間ですので、相手を選びます。
言い返してきそうな人には言わないし、おとなしそうな人特に女性に対して侮蔑の言葉を吐くことが多いです。ごくまれに肝の据わったやつもおりますが。
そんな卑怯な人間に負けないように気を強く持って生活しましょう!
フランスの差別問題から少し日本の問題にも飛躍しましたが、この記事が誰かのお役に立てば幸いです。
それでは。
À bientôt!